【S12剣盾ダブル 最終293位 レート1846】追い風ズガドラン
初めに
Rainと申します。
シーズン12で使用した構築にて表題の戦績を残したので、備忘録として残しておきます。
構築コンセプト
本構築はシーズン12前半の動向を基に下記の構想で組みました。
①トリックルーム主軸の構築に対する絶対的有利をとる。
→超火力全体攻撃による崩しを狙う。
②環境で流行っていたメタグロス弱保展開への対応。
→環境メタの氷にも強い特殊炎エースを軸に据える。
③コンボ失敗時の補完が出来るような構成に。
構築紹介
カプ・テテフ
せいかく:おくびょう
努力値:C252 S252 B4
実数値:145-x-96-182-135-161
サイコフィールドの展開により、ねこだまし封じ・サイコシード起動を行いつつ
一貫性の高いエスパー技で多少苦手な相手を叩いていくのが主軸の動き。
サブウェポンの搭載をしても有利になる相手は僅かだったため、
対特殊への対抗策としてムーンフォースを採用。
私的には正解だと思いましたが、トリトドンが構築上重かったのでエナジーボールも良かったと思います。
エルフーン
せいかく:おくびょう
努力値:C252 S252 D4
実数値:135-x-105-129-96-184
追い風ヒードランギミック展開兼ギミック阻止の軸として採用。
今期は味方殴りギミックやトリル構築を多く見かけたのでだっしゅつすりかえが刺さることが多かったです。
エナジーボールとマジカルシャインは迷いどころですが、
レヒレに対する打点&特防低下が狙えるため今回はエナジーボールを採用。
ズガドーン
せいかく:おくびょう
努力値:C252 S252 H4
実数値:129-x-73-203-99-174
ギミック起動役。
ビックリヘッドによりエルフーンもろとも相手を倒すか、
相手に大ダメージを与えながら自らも相手の攻撃で倒れて追い風ターンを使い切るのが狙い。
悪ウーラオスにふいうちで縛られることがよくあり、その際にはトリックがたまに役にたってました。
またエスパー技がよく通る相手にはテテフを投げて眼鏡ワイドフォースで叩いていくこともあります。
ヒードラン
せいかく:おくびょう
努力値:C252 S252 H4
実数値:167-x-126-182-126-141
本構築のエース。7割くらいはヒードランにダイマックスを切っています。
後発から出して追い風下の珠ダイマックス技による制圧を狙うのがメインですが、
対ガチトリルに対しては眼鏡ビックリヘッド&もらいび熱風でダブルノックダウンを狙いに行きます。
対リザードン等を視野に入れるためにダイロック用の岩技を用意してましたが、
原種サンダーに打ち込むことのほうが多かった。
守る不採用ですが、守っても勝てない場面が多いポケモンなので外したのは正解だと思ってます。
ガラルサンダー
せいかく:ようき
努力値:A252 S252 H4
実数値:165-177-110-x-111-167
本構築の裏エース。
ランドロスへの選出圧力やヒードランがあまりにも通しにくい構築に対して選出。
サイコシード発動時の特殊耐久が高く、物理相手にはタイプ上相性が良いことが多いので、
想定よりも活躍してくれたと思います。
通常運用時に耐久を低下させる技しか持ってなかったのでその点が欠点ですが、
らいめいげりを生かせる構築ではないのが残念。
ウォッシュロトム
せいかく:ひかえめ
努力値:H252 C252 S4
実数値:157-x-127-172-127-107
補完枠として採用。ヒードランと横の相性が良いためサイドチェンジを駆使して有利をとるのが仕事。
エレキネットによるSサポート、鬼火による妨害が効く場面が思ったより多かったので、
実は本構築におけるMVPだったりします。
構築全体でそこまで苦にしていないゴリランダーを誘うことも多く、環境にも刺さってたと思います。
選出
基本選出
先発:エルフーン + ズガドーン
後発:ヒードラン + 刺さっているポケモン
エルフーンの追い風+ビックリヘッドによる展開を主に狙います。
両まもるをされてもビーストブーストによって火力が増すのでより有利になることも狙えます。
相手がギミック構築の場合は積極的にすりかえを狙います。
(たまに防がれますが結構バレにくい。ミスっても敗北確定はしないので気にせず立ち回ります)
対ガチトリル
先発:ヒードラン + ズガドーン
後発: ウォッシュロトム + ガラルサンダー
ビックリヘッド+熱風で殆どのトリラーが倒せるので、出し勝ちしたら積極的に狙います。
イージーウィンが狙いやすい相手です。
対ドラパルト構築
先発:エルフーン + ズガドーンorガラルサンダー
後発:ヒードラン + ウォッシュロトム
追い風シャドーボールによるワンパンorダイマ技への抑制を行えるサンダーで攻めます。
有利というわけではないですが、比較的立ち回りやすい相手ではあります。
対苦手構築
先発:エルフーン + ウォッシュロトム
後発:ヒードラン + ガラルサンダー or テテフ
初手からの展開が難しい相手に対してウォッシュロトムによる様子見で時間を稼いでいく選出。
本構築では珍しく時間をかけて戦う選出になりますが、
ウォッシュロトムが耐久戦に強く、そこそこ強く立ち回れます。
構築の課題
コンセプトの欠陥について
初手に上からズガドーンで叩いていく構築なのですが以下の問題が顕現し始めてしまいズガドーンを選出できない場面が多々出てしまいました。
①ヒードランに有利なポケモンが襷を維持したままになる。
②先制技によってズガドーン自体が何もできずに倒される。
③トリル+レジエレキorウーラオスのような相手に対してトリル起動を防ぐことが難しい。
また、結果的に苦手なポケモンにメジャーなポケモンが多く出てきてしまい、
環境メタが適切にできていなかったと感じました。こちらは事前にわかってたと思うので大きな反省点です。
対戦自体があまりできてなかったことも原因だと思います。
苦手だった構築・ポケモン
・バンドリ化身ボルト
この構築で一番問題になる相手です。
無理矢理エルフズガドーンで倒しにいくのが一番マシな動きですが、
襷ドリュウズの時にはほぼ無理ゲーになります。
環境に多い構築なので次シーズンでは対策を怠らないようにしたいです。
・悪ウーラオス
ズガドーンが縛られる上、肝心のカプテテフも対面負けするのでとても厳しい相手。
・カミツルギ
裏からヒードランと対面した際に襷だと負けがちです。
カミツルギが裏から選出される構築には全部負けました…
炎タイプだから対策できている、とは思わないほうが良かったです。
・トリルパ入りレジエレキ
前述の通りズガドーンがワンパンされる上、怪電波や壁張りされるとトリラーが耐えてしまうので、
動かしにくくなる場面が結果的に多く発生したポケモンです。
・オーロンゲ
壁展開が最も厄介ですが、電磁波撒きや猫だましなどの妨害行動も強く、
本構築において一番戦いたくない相手でした。
地味にソウルクラッシュの特攻ダウンも響きました。
・原種サンダー・ボルトロス
タイプ的に対処方法が限られてしまい難しい相手です。
怪電波を食らうと崩壊するのも厄介。
最後に
構築上の欠陥は多々あったと感じてますが、それでも3桁前半の順位をとることができ、
プレイング面では自分としてはそこそこ満足な結果だと思っています。
構築力を磨いて今後も面白く強い構築を組んで楽しんでいきたいと思います。
ギミックそのものは単純で、ダブル初心者でも多少は動かしやすいのではないかなと思うので、
興味があれば使ってみてください。
戦績
使用順位帯:8000位~300位
戦績: 34勝18敗
最終順位: 293位
最終レート: 1841